2017年 01月 06日
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ノンアルコールビールはダイエットや女性の悩みに効果あり!?

忘年会に続き、新年会やパーティーなどの集まりがまだまだ多いシーズンですね。忘年会や新年会といえばアルコールが欠かせないイメージですが、最近では飲み放題プランにノンアルコールを加える店も増えているようです。今回は、ノンアルコールビールの意外な効果についてご紹介します。
ノンアルコールビールってどんな飲料?
ノンアルコービールはビール風味の発泡性炭酸飲料を指します。ビールテイスト飲料と呼ばれることもあります。
ノンアルコールビールは、日本ではアルコール分が1%未満のものを指しますが、ビールとはちがい、原材料に規定はありません。
原材料がバラバラなので、味もかなりちがいがあります。大手メーカー各社から発売されていますが、各銘柄に共通しているのは、ビールの香りと苦味を出すためにGABAとホップを使用していることです。
このGABAとホップが、私たちの健康にさまざまな効果があるのです。
アミノ酸の一種であるGABA
ノンアルコールビールに含まれているアミノ酸の一種であるGABA。GABAは主に脳や脊髄で働いています。GABAを含有した食品が増え、一般の方でも知っている方も多いかもしれません。GABAは、その働きゆえに注目を集める成分です。
ストレス発散にGABA
GABAには、神経や心を落ち着かせ、ストレスから守ってくれる作用があります。「ストレス発散の為にアルコールを摂取するもつい飲みすぎてしまう」……という方に、ノンアルコールビールはおすすめです。
高血圧にも嬉しい作用
さらに、GABAには血圧上昇を抑える作用もあります。GABAは、高血圧の原因になるノルアドレナリンの分泌を抑えてくれるのです。また、腎臓の活動を活発する働きもあり、濃い味の料理が多いお酒の席でも、腎臓がどんどん塩分を排出し、血圧の上昇を防いでくれます。
GABAは快眠とダイエットに役立つ
アルコールは、飲んでから3時間ほどすると、アルデヒドという物質に変わります。アルデヒドには、交感神経を刺激して体温を上げてしまう作用があります。だから、ビールを飲むと、寝つきが悪くなってしまうのです。ビールにも寝つきを良くするGABAが含まれているのですが、アルデヒドの力が強すぎて、GABAの効果を打ち消してしまうのです。ノンアルコールビールでGABAの力が発揮されれば、寝つきを良くしてくれます。またGABAには、ダイエットに効果が期待できます。インスリンの働きを促し、脂肪を燃焼しやすくするはたらきがあるからです。
治療やハーブに用いられたホップとは
ホップは、ビールの苦い風味に欠かせない植物で、薬用ハーブとしても用いられています。寒冷な場所で元気に育つため、日本では北海道や東北地方で主に栽培されています。健康に役立つ働きを持つと古くから知られ、世界各地で治療に用いられています。ホップには、大きく分けて3つの効果があります。
食欲増進する作用
ホップの苦味には、食欲を増進する作用、消化を促進する作用、利尿作用などがあります。肝臓機能を促進する作用があり、胆汁と消化液の分泌が促されることにより、食欲を増進する作用を持っています。
それだけでなく、GABAと同じようにホップにも、神経をしずめて、イライラや不安を解消してくれる効果、血圧改善効果もあるのです。
女性ならではの症状を改善
ホップには女性ホルモンに似たはたらきをするフィストロゲンという物質が含まれています。フィストロゲンには生理前の不調や生理痛、更年期障害といった女性特有のつらい症状を緩和する効果が期待できます。
ダイエット効果
ホップに含まれるイソフムロンという成分には脂肪の代謝を促すはたらきがあり、肥満を抑制する効果が期待できるとして、注目されています。
ノンアルコールビールには、からだにうれしい効果があることがおわかりいただけたでしょうか?ノンアルコールビールのアルコール分は1%未満で、種類によってアルコールが含まれます。いくらからだに良いと言っても、飲みすぎると体質やその日の体調次第で酔うこともあるため、注意が必要です。
忘年会シーズンに続き、新年会シーズンもノンアルコールビールを活用して、元気に新年を過ごしたいですね。