初めて治験を登録される方へ

治験って何?

新しい薬の誕生に欠かせない「治験」

治験とは、販売される前の薬を、複数の人が実際に服用し、その効果や安全性を確かめる試験のこと。厚生労働省では「あらゆる医薬品は、必ず治験が行われたものでなければならない」という決まりを定めています。新しい薬の誕生に欠かせないプロセス、それが治験なのです。

治験に参加する方の安全は、法律によって守られます

治験を行う製薬会社や医師は、GCPと薬事法に基づいて、治験を行わなければなりません。GCPとは、厚生労働省が定めた省令で、正式名称を「医薬品の臨床試験の実施の基準」といいます。治験に参加する方の人権や安全は、法律によってしっかり守られています

治験のスケジュール

治験スケジュール

例 : ある2泊3日の治験の場合

1日目

入所 説明会 夕食 入浴 自由時間 就寝

2日目

起床 体調確認 治験開始(投薬)医師の診断 定期検査 昼食 定期検査 夕食 入浴 就寝

3日目

起床 定期検査 医師の診断 朝食 退所 事後検診(1週間後)

治験情報

募集要項 内容 参加期間
20歳~70歳 フェーズ2 脂質異常症(高脂血症)の薬 通院10回 16週
20歳~70歳 フェーズ3 ドライアイの薬 通院5回 8週
20歳~75歳 フェーズ3 骨粗しょう症の薬 通院16回 52週
20歳~70歳 フェーズ2 不眠症の薬 通院12回 26週
20歳~70歳 フェーズ2 糖尿病の薬 入院3泊4日 6週
20歳~75歳 フェーズ2 高血圧症の薬 通院8回 12週
18歳~70歳 フェーズ2 気管支喘息の薬 通院10回 12週
20歳~70歳 フェーズ2 通年性アレルギー性鼻炎の薬 通院5回 5週
12歳~64歳 フェーズ3 花粉症の薬 通院4回 3週
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治験はどこで?

インクロムの治験は、平心会に属する以下の3医療機関で行われます。

大阪治験病院

大阪治験病院は、日本初の治験に特化した病院として、2005年に開設されました。新大阪駅に近く、アクセスしやすい点が魅力です

詳しくはこちら(大阪治験病院のページへ)

OCROMクリニック

1999年に開設されたOCROMクリニックは、日本初の外来治験専門医療機関です。緑が豊かな桃山台(大阪府吹田市)にあります。

詳しくはこちら(OCROMクリニックのページへ)

ToCROMクリニック

東京都新宿区にあるToCROMクリニックは、一般診療も可能な治験実施医療機関です。外来患者試験だけでなく、宿泊を伴う試験も実施可能です。

詳しくはこちら(ToCROMクリニックのページへ)

治験に参加するまでの流れ

ボランティア登録説明会へ
説明会は、東京(新宿)と大阪(新大阪、千里中央)で開催しています。
ボランティア登録
無料ボランティア登録ページへ >>
健康診断(フェーズ2・3試験のみ)
フェーズ2・3試験とは、何らかの病気を患っている方を対象に行われる試験です。健康な方が対象のフェーズ1試験に参加される場合、健康診断を受ける必要はありません。
治験説明会へ
治験の目的、治験薬の効果、治験スケジュールなどについて説明します。
治験前のスクリーニング(健康診断)
治験への参加に同意
治験に参加できる状態であるかを確認します。
服薬開始
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治験のメリット・デメリット

メリット その1最先端の新薬を試すことができる

治験に参加すると、開発中の新しい薬を試すことができます。何らかの疾患をもつ方の場合、
これまでの治療では変化しなかった症状が、改善する可能性もあります。

メリット その2専門医のていねいな診察が受けられる

治験中は、定期的に検査・診察が行われます。治験参加者は、専門医のていねいな診察とアドバイスを、無料で受けることができます。

メリット その3無料で検査・診察が受けられる

治験中に行われる検査や診察の費用は、すべて製薬会社が負担します。
また、通院のための交通費も、一部製薬会社が負担します。

メリット その4負担軽減費(協力費)が出る

治験に参加する方には、決められた時間に服薬をしていただいたり、検査や診察のために通院していただいたりする必要があります。そのような制約に対して、1来院につき10,000円程度の負担軽減費が支払われます。

デメリット その1何度も来院する必要がある

治験中は、定期的に検査・診療が行われます。治験内容によっては、何度も来院しなければならないこともあります。参加する方の健康を守り、薬の正しいデータを取るために、ご協力をお願いしています。

デメリット その2規則正しい服薬や来院が義務づけられる

治験中は、正しい時間に服薬することや、決められた日時に来院することなど、指定のルールを守っていただく必要があります。参加する方の健康を守り、薬の正しいデータを取るために、ご協力をお願いしています。

デメリット その3プラセボ(偽薬)を試される可能性がある

治験薬そのものの効果を客観的に調査するため、クスリとしての効果がないプラセボ(偽薬)を処方される可能性があります。

デメリット その4副作用が生じる可能性がある

あらゆる治験薬は、事前に入念なチェックを行い、安全であることが確かめられています。
万が一の副作用が生じた場合は、専門医の適切な治療と、相応の補償を受けることができます。

参加ボランティアの声

治験参加者の皆様の体験談を紹介します。ボランティアの声

インクロムについて

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