ボランティアの声

梅谷幸三さん(45歳)

梅谷幸三さん 糖尿病の人を対象にした治験に参加しています。今回、初めて治験に参加しました。

昨年、会社の健康診断で、糖尿病と高血圧症の診断が出ました。それを知った上司が心配して、治験をすすめてくれたんです。「最新の薬がもらえるし、治療の相談にのってもらえるし、何より全部タダだ」とのこと。それは良いと思って参加を決めました。

実際に治験が始まって、最初に思ったことは「結構めんどうだなぁ」でした(笑)。治験に参加する前は、仕事が終わったら、好きな時間に好きなように飲食をしていたのですが、治験参加前の検診から、食事や運動療法の指導がありました。また、私が参加している治験では、毎日の服薬と、週2回以上の血糖値測定が必要です。さらに、血糖値を測定するときは、10時間前から絶食しなければなりません。
慣れるまではちょっと大変でしたが、おかげで生活が改善でき、飲酒の習慣が毎日から月3回程度に減ったので、今では良かったと思っています。

月1回の診察では、ドクターから生活習慣の指導を受けています。食事の量を減らしたり野菜を食べるようにしたりで、食生活はかなり変わってきました。運動は、なかなか時間がないのでさぼりがちですが……。ドクターから「出勤前に歩く」というアドバイスをいただいたので、少しでも実行するようにしています。

治験に参加するのは、やっぱりめんどうだと思います。それでも、この治験が終わったら、次回もまた参加したいと考えています。というも、今は健康的な生活をするよう気を配っていますが、治験が終わったら、元の不健康な生活に戻ると思うからです(笑)。
最近は、同年代の人が病気で倒れてしまったという話を、たびたび聞くようになりました。そのような話を聞くたび「日頃から健康に注意しなければ」と感じます。ただ、自分ではなかなか気を付けられないので、治験の助けを借りながら、健康的な生活を送るように努めたいです。