ボランティアの声

岩崎雅明さん(49歳)

岩崎雅明さん 花粉症の人を対象にした治験に参加しました。

3年ほど前、知人が「花粉症の新薬を試す機会があるよ」と、治験について教えてくれました。「花粉症が治ったらいいなぁ」と考えた私は、気軽な気持ちで治験に参加することにしました。 私が参加した治験は、月に2回通院するものでした。通院日は平日でしたが、会社帰りに行ける時間だったので、仕事に差し支えることはありませんでした。一方、自宅では毎日花粉症の症状を記録しなければならず、そちらは少々面倒でした……(笑)。でも、それも慣れてしまえば、難しいことではなかったです。

残念ながらその治験で花粉症は治りませんでしたが、その後も、予定が合えば治験に参加するようになりました。現在は、ワクチンの治験に参加しています。私にとって治験とは、献血と同じようなものですね。「何かの役に立てるなら」という気持ちで、今後も協力していきたいと思っています。

治験のメリットは、定期的に健康状態を検査してもらえる点です。月2回の通院日には、血液検査や尿検査があり、コレステロールや中性脂肪の値などを知ることができます。
実は私は、「健康オタク」と呼ばれるほど、健康について関心があるタイプです。日頃から運動や食事には気を使っていますし、健康に良いことはできるだけ生活に取り入れるように努めています。だから、治験の検査で自分の健康状態を細かくチェックできることは、とても嬉しいですね。

最近は長生きをする人が増えていますが、私の理想は、寝たきりで長生きするのではなく、体を動かしながら長生きすること。そんな未来のために、少しずつでも、今から準備をしていこうと思っています。現在のところ、治験の検査で異常な結果が出たことはありません。これからも、検査の結果を参考にしながら、健康に気を配っていきたいです。