ボランティアの声

市川 路子さん(57歳)

市川 路子さん 気管支喘息の治験に、5回ほど参加しました。

私は、幼い頃からひどい気管支喘息に悩まされていました。発作を起こして病院へ運ばれこともたびたびあり、生死に関わるような深刻な発作も何度か経験しました。年を重ねてもたびたび発作が起こるので、喘息の症状は改善しないものだと、ほとんど諦めていました。
そんなときに、新聞で治験ボランティアの募集広告を見つけました。子育ても一段落していたので、「どんなものだか、ちょっとやってみよう」という気持ちで、参加することに決めました。

治験に参加して良かったと思うのは、最新のお薬事情を知っているドクターに、いろいろ相談ができること。ドクターは治験に関わっているだけあって、薬のことを本当によくご存じです。私が自分の症状についてお話したときは、最近売り出された薬とその副作用について、詳しく教えてくださいました。
治験が終了してから、すすめていただいた薬を服用すると、症状が劇的に良くなったんです!2週間に1本使いきっていた吸入薬もほとんど使わなくなり、外出中に「いつ発作が起きるか」とハラハラすることもなくなりました。最近の薬の進歩にはびっくりです。
毎回とてもていねいに診察してくださり、ドクターのことは全面的に信頼しています。治験に参加するたびに相談に乗っていただき、とても感謝しています。

治験に怖いイメージをもつ人は、多いと思います。でも、本当に苦しいときに、それを助けてくれる薬の存在は、患者にとって何よりもありがたいものです。製薬会社さんには、自分の子どもや孫たちのために、より良い薬をつくってほしい。そのために、私が何かの役に立つなら、喜んで治験に協力したいです。