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2017年 05月 30日

総合

総合分類なし

春に流行する感染症。合併症が怖い麻疹にご注意!

春に流行する感染症。合併症が怖い麻疹にご注意!

麻疹(ましん)クイズに挑戦しよう!

Q:一般的に「はしか」と呼ばれている麻疹は感染力の強い感染症として知られています。では、麻疹の免疫がない集団の中に発症者が1人入ってきたすると一体、何人が麻疹に感染するでしょうか?
①:1~2人 ②:12~14人 ③:22~24人 ④:50人以上

A:②の12~14人です。
「感染しやすさ」を測る数値に「R0(基本再生産数)」があります。ある感染症への免疫がない集団にその感染症の発症者1人が入ってきたとしましょう。その場合に発症者が集団の何人に感染症を平均して感染させてしまうのかが「R0」という数値で示されます。「R0」が「1」であれば、1人から1人に感染させます。インフルエンザでは、この「R0」は「1~2」くらいといわれています。つまりインフルエンザに感染した1人は、周囲の1~2人に感染させるのです。これに対して麻疹の「R0」は「12~14」です。つまり麻疹の発症者1人は、免疫のない12~14人に麻疹を感染させてしまうのです。
麻疹は空気感染のほか、飛沫感染や接触感染などさまざまな経路で、人から人へと感染します。麻疹は、感染しても発症しない=症状が出ない「不顕性感染」がほとんどありません。感染した90%以上の人が発症する点が特徴です。発症者が麻疹を周囲に感染させる期間は、発疹出現の3~5日前から発疹出現後の4~5日目くらいまで。感染力が最も強くなるのは発疹出現前です。

 

麻疹ってどんな病気?

麻疹とは麻疹ウイルスの感染によって引き起こされる感染症で、毎年春から初夏にかけて流行がみられます。麻疹の症状や原因について詳しくみていきましょう。

麻疹の症状

麻疹は、約10日間潜伏した後に、38℃前後の発熱をはじめ、咳や鼻水などの上気道炎症状、涙目や目やになどの結膜炎症状が現れ、それが2~4日間続きます。その後、一旦熱が1℃程下がりますが、またすぐに上がり、多くは39℃以上の高熱と共に発疹が出現します。発疹は耳の後ろや額、首などから出始め、翌日には顔面や上腕、体幹部、2日後には四肢の末端にまで及びます。この時期には上気道炎症状なども強くなります。発疹が3~4日続いた後に熱が下がり始め、合併症がなければ全身の症状が軽快して回復に向かいます。
このように、麻疹は高熱が約1週間続き上気道炎症状なども強いため、かかった後に免疫力の低下がみられます。麻疹の後に、他の感染症にかかった場合は重症化しやすく、元の体力が戻るまでには1ヵ月程度要することもあります。

麻疹の原因と感染経路

麻疹の主な感染経路は空気感染で、飛沫や接触によって感染する場合もあります。
空気感染は、感染者の咳やくしゃみからウイルスが出て空気中を漂い、微粒子となった飛沫を他者が吸い込むことで感染します。飛沫感染は、飛沫を直接吸い込むことによる感染。接触感染は、皮膚や粘膜が接触したり、ウイルスが付着した物体を介したりすることによる感染です。

 

麻疹の合併症

麻疹で怖いのは合併症です。合併症の中には、重症化すると命にかかわる病気もあります。具体的にどのような合併症が引き起こされることがあるのかみていきましょう。
・中耳炎
麻疹にかかった人の5~15%が中耳炎を発症させます。細菌の二次感染によって中耳に炎症が生じ、耳の痛みや耳だれ、発熱などの症状が現れます。
・気管支炎
麻疹による咳症状から気管支炎が発症することがあります。気管支炎の一番の特徴は強い咳です。発疹が治まっても咳が続く場合には気管支炎の可能性を考えましょう。
・肺炎
麻疹の合併症である肺炎には、「ウイルス性肺炎」「細菌性肺炎」「巨細胞性肺炎」があります。
ウイルス性肺炎は、ウイルスの増殖よる免疫反応・炎症反応が原因で発症します。細菌性肺炎は、細菌の二次感染によって発症します。巨細性肺炎は、肺で麻疹ウイルスが持続感染することによって発症します。肺炎は、重症化すると呼吸困難に陥り、最悪の場合、死に至る恐れもある怖い病気です。発疹が治まっても「熱が下がらない」「咳が続く」などの症状がみられる場合には、医療機関で診察を受けましょう。
・中枢神経系合併症
1000人に0.5~1人の割合で、脳や脊髄などの中枢神経の合併症を発症することがあります。発疹の出現後2~6日頃に発症することが多く、患者のうち約60%は回復します。しかし、約20~40%に中枢神経系の後遺症が残り、約15%が死に至る恐ろしい病気です。

・SSPE(亜急性硬化性全脳炎)
麻疹ウイルスに感染してから、数年の期間を経て発症する脳炎です。知能障害や運動障害が徐々に進行していきます。発症頻度は10万人に1人程度です。

 

麻疹の治療と予防法

麻疹の治療は対症療法が中心です。中耳炎や肺炎などの細菌による合併症がみられる場合には抗菌薬が投与されますが、麻疹ウイルスに対する特効薬は今のところありません。
そのため、麻疹に感染しないよう予防することが何より大切です。しかし、麻疹ウイルスはきわめて感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染といったさまざまな感染経路で感染するため、マスクの着用や手洗いだけで防ぐことは困難です。
麻疹の有効な予防法は、ワクチンを接種して、ウイルスに対する免疫を獲得しておくことです。1回のワクチン接種で免疫を獲得できなかった場合や、接種後、年数の経過によりウイルスに対する免疫が低下した場合には、2回ワクチンを接種することで、免疫を獲得できたり、強めたりすることができます。
このような特徴があることから、日本では2006年度より1歳児と小学校入学前1年間の幼児に対して麻疹のワクチンを2回接種する制度が始まりました。
2007年、2008年に10代から20代の人達に麻疹の流行がみられましたが、この年代にはこれまでに一度も麻疹の予防接種を受けていない人がいたことに加え、ワクチンを1回接種しても十分な免疫がつかなかった人達が蓄積したためと考えられています。これを受け、2008年度から2012年度の5年間、中学1年生と高校3年生に相当する年齢の人に2回目の麻しんワクチン接種を受ける機会を設けたことにより、平成21年以降10~20代の患者数は激減しています。


毎年、春から初夏にかけて流行がみられる麻疹は、非常に感染力の強い感染症です。命にかかわる合併症を引き起こさないためにも、しっかりワクチンを接種して麻疹を予防するようにしましょう。

 

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