2010年 03月 29日
糖尿病
治験について
治験・7つの質問
まずはインクロム ボランティアセンターにご連絡のうえ、ボランティア登録説明会にお越しください。登録会っていっても必ず登録しなければいけないってことはないんです。治験についてきちんと理解して、それから登録されるかどうかを決めてください。
そこで登録されますと、その人の年齢やからだの状態によって、参加できる治験のご案内をいたします。それを見られて、参加してみたい治験があれば応募というかたちになります。治験にはフェーズ1、2、3という3つの段階があるんですね。大雑把に言って、1は健康な人で、2は実際の患者さんで、3は2を大規模にしたテストです。
2$301C3回の通院という治験もあれば、1か月近く入院していただいて行うものもあります。
インクロム・グループで行うフェーズ2&3の治験は、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病や骨粗しょう症、アレルギー性疾患などのよく知られた病気が対象となることが多く、通院で実施する治験がほとんどです。週に1度とか月に1度とか、決められた日時に通院いただいて、服薬、それから検査を行います。インクロム・グループには、治験だけを行っている病院とクリニックがあるんですよ。
フェーズ1という健康な方を対象とした治験は大阪・吹田市と新大阪で、なにかの症状をお持ちの方が対象になるフェーズ2、3の治験は大阪でも東京の新宿でも行っています。
私が普段いるのは新大阪駅のすぐ近くの大阪治験病院というところなのですが、ここは日本ではじめて治験に特化した病院として認可されたところなんですよ。副作用、ありますよ。ないって言うと嘘になります。どういう意味かというと、副作用のないクスリは存在しないってことなんですね。たとえば風邪薬を飲んで、熱が下がったり咳が止まったりするだけではなくて、眠くなることってありますよね。この眠気は副作用なんです。つまり本来の目的ではないクスリの働きはどれも副作用なんですね。
もしも治験中にしんどいと感じる副作用が出たときは医師が24時間態勢で検査と処置をします。ボランティアという言葉は、自分の意思でなにかをするという意味なんですね。つまり治験に参加するのも、途中でやめるのも自分の意思で決められるということです。参加の意思表示をしたあとでも、書類にサインをしたあとでも参加をとりやめられますし、治験がはじまってからでも大丈夫です。ただし、治験の途中で、クスリを服用されてからやめる場合は、安全のために担当の医師に相談してください。
一切かかりません。検査や診察の費用は製薬会社が負担しますし、通院や、日常生活が制限されること、決まった時間にクスリを飲んでくださいといった負担をおかけすることに対しては負担軽減費をお渡ししています。