医療費の自己負担を削減できます

脂質異常症は完治しにくいため、食事や運動、薬でうまくコントロールしながら気長につきあっていかなければならない病気です。治療費は治療内容や合併症の有無によって異なりますが、長期間にわたると検査費・診察代・薬代など、医療費の自己負担もばかになりません。
また脂質異常症の患者さんは、高血圧や糖尿病を併せもつケースが多く、そうなると自己負担額はさらにかさみます。医療費の自己負担なしで専門的な治療を受けられるのは、治験の大きなメリットといえるでしょう。

治験薬・診察・検査などの費用が無料

脂質異常症の治療費の例(3割負担、月1回通院、院外処方の場合)

食事+運動療法のみで治療の場合 診察代 8,660円×0.3=月額 2,598円 脂質異常症治療薬2種類で治療の場合 診察代 9,520円 薬代 11,390円×0.3=月額 6,273円
万全のバックアップ体制のもと効果の期待できる治療薬で治療を。
治験なら病の現状を打破できるかも……

脂質異常症の治療を長く続けているけれど、なかなか効果が見られないとお悩みの方、開発中の新しい薬に興味がありませんか?治験は開発中の薬の有効性や安全性を確認するために行う臨床試験ですが、治験に参加するとさまざまなメリットがあります。
何よりうれしいのは、最新の薬を試せること。治験は、経験豊かな医師のバックアップのもと、これまでにない優れた効果が期待できる治験薬を使った治療を受けるチャンスなのです。

薬の開発の流れ 基礎研究  非臨床試験 治験(臨床試験) 承認申請・審査 製造販売後調査
脂質異常症の治験で他の治療も受けられるの?

脂質異常症になる人の生活習慣は高血圧症や糖尿病も招きやすいもの。治験に参加すると、そうした症患についても診察や薬の処方を行います。 これは、治験薬以外の薬が治験薬の効果に影響を与えないようにするため、いわゆる「薬の飲みあわせ」を考慮しているからです。他の医療機関への通院の手間が省けて助かりますよね。

脂質異常症の治験なのに、高血圧症の治療も受けられるの?
詳細な検査項目と丁寧な診察・問診

通常の健康診断では検査項目が20程度ですが、治験の検査は50項目にもおよぶ詳細なもの。また医師は、高血圧に関わらず、日頃のちょっとした体の変化を見逃さないように丁寧な診察・問診を行います。 これはすべて治験薬の安全性について正確なデータを得るため。でも、おかげで参加者は自分の体を隅々まで知ることができ、ときには隠れた疾患の早期発見につながることもあるのです。

検査結果の推移で体調の変化がわかる!
次の世代に役立つ薬を残す社会貢献

いま世に出ている薬はすべて治験をクリアしたもの。つまり治験参加は「次の世代に役立つ薬を残す」という社会貢献なのです。あなたが参加した治験によって、優れた効果をもつ新薬が誕生し、切実な病に苦しむ人たちが救われるなんてすばらしいことですよね。そうして生まれた薬が、将来のあなたやあなたの大切な人を助けてくれる日が来るかもしれません。

治験参加時は負担軽減費(協力費)が支払われます

負担軽減費(協力費)は、検査のため指定された日に通院する、日常生活上のきまりを守る、定期的に薬を服用するといったご協力に対して、一定の基準にしたがって支払われるものです。
金額は試験の内容によって異なりますが、1来院につきおよそ1万円程度です。

ご協力いただける方、募集中!

参加者の声

「治験に参加してみようと思ったのはどうして?」 「参加する前に、心配なことはありましたか?」 「実際に参加してみてどうでしたか?」 「参加したことで何か変わったことはありますか?」 そんな治験ボランティアの体験談をご紹介します。

斉藤亮さん(52歳)

10年ほど前、タウン誌で治験に参加しませんかという案内を見かけたんです。コレステロール値が高くて、クスリを飲んでいない方を探して… 続きはこちら>>

中内ハツ子さん(68歳)

はじめて治験に参加したのは8年ほど前です。60歳になって、仕事も定年になりましてね、これからは好きなこと、いろいろなことをしようと思った… 続きこちら>>

説明会・治験参加の流れ
STEP.1 Webまたはフリーダイヤルからお申し込み

治験に興味をもった方は
まずボランティア登録説明会(無料)に予約申し込みをしてください。

STEP.2 登録説明会に参加

登録説明会では、担当者から治験の目的や内容、
メリット・デメリットを説明しますので、治験に対する理解を深めてから
登録手続きをしてください。

STEP.3 健康診断の受診(フェーズ2&3試験の場合のみ)

治験実施医療機関にて健康診断を受けていただきます。

STEP.4 治験説明会に参加

治験実施医療機関においてご希望の治験について詳細な説明があります。
十分にご理解いただけましたら、治験参加同意書にご署名ください。

STEP.5 治験参加

事前にお知らせしたスケジュールに沿って、治験実施医療機関にお越しください。
いよいよ治験のスタートです。

治験はどこで? 治験実施医療機関のご紹介

OCROMクリニック

1999年に開設されたOCROMクリニックは、日本初の外来治験専門医療機関です。クリニックのある桃山台(大阪府吹田市)は、緑が豊かで落ち着いた環境が特色です。外来患者試験や、健康な方を対象にした試験はもちろん、宿泊が必要な臨床薬理試験も実施できるクリニックとして利用されています。

〒565-0853 大阪府吹田市春日4-12-11 千里サンプラザ TEL:06-6330-8810 北大阪急行電鉄 桃山台駅 徒歩10分

TOCROMクリニック

東京都新宿区にあるToCROMクリニックは、一般診療も可能な治験実施医療機関です。外来患者試験だけでなく、宿泊を伴うPK/PD試験(薬力学試験)も実施できる点が特色です。2000年に開設されて以来、主に生活習慣病の領域で、さまざまな実績を残しています。

〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町4-9  TEL:03-5366-5333 四ツ谷駅徒歩7分、四谷三丁目駅徒歩8分

インクロムとは

さまざまな医薬品の開発をサポート

インクロムは、1983年に初めて治験事業に携わって以来、1,600件以上の治験に携わってきました。その中で実際に商品化された医薬品は、H.20.1~H.24.12に承認されたもの平心会3施設で関与した部会審議品目:48件にのぼります。これまでに開発をサポートした医薬品は、病院で投与・処方される糖尿病、高血圧症、脂質異常症の薬をはじめ、インフルエンザの抗ウイルス薬、C型肝炎の薬やドラッグストアで購入できる目薬や花粉症の薬など、多岐に渡ります。

中でも、糖尿病治療薬の治験は数多く手がけており、現在日本で販売されている糖尿病治療薬の68.8%は、インクロムが治験を行った治療薬です。同じく、高血圧治療薬については、その90.0%の開発に関わっています。(※)現在も、多くの治験ボランティアの方々と共に、さまざまな薬の開発に携わっています。 ※ 平成20年1月から平成24年12月までの5年間に糖尿病治療薬(配合剤を含む)
  承認件数16品目、インクロムが関与した件数11品目。高血圧治療薬(配合剤を含む)
  承認件数10品目、インクロムが関与した件数9品目

インクロムグループと提携医療機関

インクロムの特長は、医療法人「平心会」と提携していることです。インクロムで行われる治験は、平心会に所属する3医療機関のいずれかで行われます。医療法人平心会に属する「大阪治験病院」「OCROMクリニック」「ToCROMクリニック」は、いずれも治験に特化した医療機関です。大勢の治験ボランティアを支えてきた「治験のプロ」が、ていねいな対応を行います。

よくあるご質問

副作用が気になりますが、治験薬は安全なのでしょうか?

万全のバックアップ体制を整えています。治験薬にかぎらず、薬には必ず副作用が生じるものです。予想される副作用については、治験に参加する前に必ず説明をさせていただきます。万が一予想しない副作用が出た場合は、担当医師がすぐに適切な検査と治療を行い、場合によっては相応の補償を行います。

治験に参加するのに、お金はかかりますか?

金銭的な負担はありません。治験に参加料は必要ありません。治験期間中にかかる治験薬代、診察料、検査費用は、すべて製薬会社が負担します。治験に参加してくださった方には、治験のルールを守っていただくなどの義務や責任が生じるため、それに対する負担軽減費(協力費)をお渡ししています。

登録したら、必ず治験に参加しないといけないのでしょうか?

希望しない治験に参加する必要はありません。治験への参加は、必ず個人の意思にもとづいて行われます。ボランティア登録をしたからといって、治験に参加しなければならないわけではありません。治験に参加する前や、治験に参加している最中でも、参加をやめることが可能です。

プライバシーは守られますか?

個人情報は厳重に守られます。治験に参加する方のプライバシーや人権を守ることは、厚生労働省の省令(GCP)で決められています。また、個人情報の保護に関する法律と薬事法の規定により、治験関係者には守秘義務が課されています。治験に参加する方のプライバシーは、厳重に守られています。