■GLP-1受容体作動薬
インクレチンのひとつ、GLP-1はインスリンの分泌を促すなど、優れた働きをもつのですが、DPP-4という酵素により急速に分解されてしまいます。そこで開発されたのが、GLP-1受容体作動薬です。
GLP-1受容体作動薬には、①低血糖を起こしにくい、②体重減少効果がある、③すい臓のβ細胞の機能を復活させるという3つの革新的な効果があります。
また、食事の量・タイミングを気にせず投与できるという使いやすさの面からも専門医の関心を集めています。
しかし、注射薬で高価なので、一般の臨床で普及する可能性は、経口薬に比べると低いことが予想されます。