2013年 08月 19日
脂質異常
予防と対策のヒント
コレステロールを下げるのに効果的な食べ物
青魚の脂肪に含まれるEPAとDHAに注目

「EPA」と「DHA」の多い魚をチェック

缶詰めにも生で食するのと変わらない栄養成分が含まれています。サラダやチャーハンに取り入れるなど、上手に活用してみましょう。
青魚は調理を工夫して
青魚の「EPA」と「DHA」を効率良く摂取するなら、刺身がいちばんです。油で揚げたり網焼きにしてしまうと脂肪が流れ出てしまうので、調理する場合はホイル焼きや蒸し焼き、煮込みにするといいでしょう。焼き魚にしたいならフライパンを使うのがおすすめ。また野菜を一緒に炒めれば、流れ出てしまった「EPA」や「DHA」を上手に取り込むことができます。
魚の脂肪分は酸化しやすいので、新鮮なものを食べましょう。
大豆はコレステロールを下げるのに必要な栄養素がいっぱい
- 良質タンパク質 血中のコレステロールと脂質を低下させるうえ、血管の弾力を高める働きがあります。大豆のタンパク質が良質と言われるのは、卵や肉と違って植物性であり、必須アミノ酸が豊富に含まれているからです。
- レシチン コレステロールが血管壁に沈着するのを防いだり、すでに血管壁に付着したコレステロールを洗い流す働きがあります。別名リン脂質とも言います。
- サポニン サポニンは大豆の渋み成分。コレステロールの代謝を促進し、コレステロール値を下げる効果があります。また、不飽和脂肪酸が体内で酸化するのを防いでくれます。
- イソフラボン イソフラボンは植物性ポリフェノールの一種。悪玉コレステロールを肝臓に戻し、善玉コレステロールを増やす働きがあります。

体内を掃除してくれる食物繊維


脂肪の酸化を防ぐ緑黄色野菜

緑黄色野菜のベータカロテンや食物繊維、ビタミンEは、油と一緒に摂取すると吸収率がアップ。効率良く体内に取り入れることができる。
「抗酸化パワー」でコレステロールをコントロール
血中の悪玉コレステロールは活性酸素の影響を受けて酸化し、過酸化脂質(超悪玉コレステロールとも言われる)に変わります。ビタミンEの抗酸化作用は、過酸化脂質が血管に付着するのを防いでくれます。 |
(ビタミンEの多い食べ物)
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ビタミンE同様に強い抗酸化力を持ち、血中の悪玉コレステロールが活性酸素の影響を受けて酸化するのを防ぎます。また、タンパク質・脂質・糖質の3大栄養素の働きをスムーズにしてくれます。 |
(ビタミンCの多い食べ物)
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洗ったり加熱したりすると、ビタミンCはどんどん失われてしまいます。フルーツとして生で食べるか、加熱するなら短時間がよい。
過酸化脂質(超悪玉コレステロール)が血管に付着するのを防いでくれるベータカロテン。緑黄色野菜に豊富に含まれていて、体内で必要な量だけビタミンAに変換されてパワーを発揮します。 |
(ベータカロテンの多い食べ物)
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抗酸化作用を持つベータカロテンやビタミンC・Eはお互いに相乗効果があります。一緒に摂取すると抗酸化力がさらにアップ!