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2012年 03月 07日

糖尿病・よもやま話

-第5回 新しい治療薬の開発

インクレチン薬 ― DPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬

こうした治療薬の中でも、最近注目を浴びているのが、以前より使用されていたビグアナイド剤とインスリン注射、そして、もっとも新しく開発されたインクレチン薬と呼ばれるDPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬です。

ビグアナイド薬は本来肝臓での糖新生の抑制効果が主な薬理作用でしたが、新しく筋肉や脂肪組織など末梢におけるインスリン感受性改善や、糖取り込み促進などの作用もあるため高インスリン血症の改善が期待できること、さらに脂質異常の改善や血圧を低下させる作用などもあるとわかってきました。

またインスリン注射は、早期から使うとすい臓のβ細胞の機能や細胞数を回復させるという報告がされています。

そして、インクレチン薬と呼ばれるDPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬も注目されています。

インクレチンというのは、腸管に糖などが流入すると分泌される消化管ホルモンの総称です。GLP-1はインクレチンの一種で、すい臓のインスリン分泌を促進させる働きを持ち、それ以外にも、胃運動抑制により糖吸収を抑え食後高血糖を是正し、摂食抑制による体重増加も阻止すると言われています。また、すい臓のβ細胞の保護・増殖作用も持っているという報告もあります。

ところがこのGLP-1は、DPP-4という酵素によってすぐに分解されてしまいます。そこで、DPP-4の働きを抑えてGLP-1の作用を長持ちさせるのが狙いで開発されたのがDPP-4阻害薬です。またGLP-1受容体作動薬の場合は、直接注射することによって体内に補充するというわけです。

こうした薬の登場によって、糖尿病の長期予後の改善にもつながると期待されています。このように薬も日々進歩し、新しい薬理作用も発見されてきていますので、糖尿病を根本的に治療できる薬の誕生も夢ではなくなったと言えるでしょう。
 

著者プロフィール:関谷 正志(医師)
1980年関西医学大学 医学部卒業。1998年より株式会社互恵会 大阪回生病院 内分泌代謝内科に勤務、2005年同 部長に就任。専門領域は内科、糖尿病。日本糖尿病学会、日本内科学会に所属。

 

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