ボランティアの声

多田寿美子さん(58歳)

多田寿美子さん 健康には自信があった私ですが、40歳を過ぎてから血圧が高めになり、ついに高血圧症のボーダーラインを超えるまでに。

自宅近くの内科医でお薬を処方してもらいましたが、あまり効き目を感じられず、不安を感じるようになりました。しかも、数年後に子宮筋腫の手術を受けてからは、お薬を飲むと湿疹が出るようになり、不安な気持ちがさらに膨らんでいったのです。

もちろん、かかりつけ医に相談しましたが、「手術で体質が変わったんでしょう」と言われるだけ。そんなとき、たまたま治験ボランティア募集のチラシを見つけたんです。勤めていた銀行を退職してから定期健診を受ける機会もなくなっていたので、「きちんと検査してもらうチャンスかも」と申し込みを決めました。最初は46歳くらいのときで、治験専門ではない一般病院での参加でした。

1、2年後に治験だけを行っている「OCROMクリニック」に通うようになり、清潔な施設やスタッフの皆さんの丁寧な応対ぶりに感激しました。受付の方や看護師さんは常に笑顔を絶やさず、お医者さまも親身になって相談にのってくださいます。一般の病院以上に「健康を守ってもらっている」という印象は、当時も今も変わりません。治験参加を通じて、信頼できるかかりつけ医を紹介していただいたようで感謝しています。

また、24時間の血圧測定など、普通は経験できないような検査を受けられることも有難いですね。「結果を聞くのが怖いから」と敬遠する友達も少なくないですが、信頼できるお医者さまと出会えたら、意識はガラリと変わるはずです。

治験と出合ったおかげで健康不安が解消され、私の人生は“バラ色スパイラル”に入りました。かつて「下肢の血管年齢は60代」と宣告されたことを発奮材料として、外出時はマメに歩くようにし、就寝前のストレッチを日課としています。去年生まれたばかりの初孫と一緒に、カヤックやスノボやトレッキングをして遊びたいから、まだまだ頑張らなくっちゃ!