ボランティアの声

塩入光一さん(52歳)

塩入光一さん 高血圧症の人を対象にした治験に参加しました。

初めて治験に参加したのは、5年ほど前のことです。血液検査をしてもらえる点と、人の役に立てるという点に惹かれて、参加することに決めました。当時は営業マンをしていたので、出勤前や土曜日曜に検査を受けていました。今は仕事のスタイルが変わったので、平日の治験にも参加しています。いずれにしても、仕事をしながら無理なく参加することができるので、助かっています。

治験に参加するようになってから、食事に気を使うようになりました。暴飲暴食はしないように注意して、できるだけ野菜を多くとるようにしています。おかげで、5年前に比べると体重が5キロほど減り、ほぼ標準体重になりました。血圧の値も、上がりすぎることがなく安定しています。治験に参加すると、定期的に検査結果を教えてもらえるので、健康管理がしやすくなりますね。

治験に参加する楽しみのひとつは、クリニックのスタッフやドクターとおしゃべりをすることです。皆さんとても話がしやすく、私たちボランティアと積極的にコミュニケーションを取ろうとする意識を感じます。他愛のない世間話ができるのも楽しいですし、疑問に感じたことを何でも相談できる雰囲気もありがたいですね。
また、治験の最後にいただける負担軽減費も、ちょっとしたご褒美のようで嬉しいです。友だちと食事に行ったり、子どもに本を買ってあげたりするときに、使わせていただいています。

私の目標は、80歳まで現役で働くこと。そのためにも、常に自分の健康状態に関心をもち、無理をしないように気をつけたいと思います。ただ、健康になりすぎると、参加できる治験が少なくなりそうなので、その点が複雑なのですが……(笑)。大病を患わないように注意して、治験に参加し続けたいです。