ボランティアの声

坂上綾子さん(65歳)

坂上綾子さん 糖尿病の人を対象にした治験に参加しています。初めて治験に参加したのは60歳のときで、今回は3回目の参加です。

私の家系は糖尿病の人が多く、昔から母に「血糖値に気をつけなさいよ」と、聞かされていました。60歳のとき、病院で「血糖値が高すぎるので、通院してください」と言われたときは、「とうとう来たか」とショックを受け、落ち込みました。そんなとき、糖尿病の人が対象の治験について知り、参加することにしたんです。
糖尿病の画期的な新薬ができたら、私と同じようなショックを受ける人が減るかもしれませんよね。 「子どもや孫たちが、糖尿病で困ることがないように、良い薬をつくってほしい」と願いながら、治験に参加しています。

インクロムさんの治験で一番良いところは、予定が立てやすいことですね。私は、いつも朝8時30分からの診察を予約するのですが、遅くても10時にはすべてが終了します。最近の私は、小学校へボランティアに行ったり、友だちと歌の練習をしたり、毎日とても忙しくしています。普通の病院なら、ほとんど通院のために1日を空けることになりますが、こちらではそのようなことがありません。待ち時間もほとんどないので、時間を有効に使うことができて助かります。

治験に参加する以前は、病気に気付いてから病院へ行って、治療してもらっていました。でも、治験を始めてからは、定期的に健康状態を細かくチェックしてもらえるので、病気の予防もできていると思います。社会貢献もできますし、今後も治験に参加し続けたいと思っています。
治験終了後にいただく負担軽減費は、全額寄付なさる方もいるそうで、皆さん素晴らしい志ですよね。私は、ありがたく歌のレッスン代に使わせていただいています。充実した毎日を過ごせるのは、治験がさまざまな面から私を支えてくれているからかもしれませんね。