ボランティアの声

池之上 久美子さん(59歳)

池之上 久美子さん 気管支喘息の治験に参加しています。これまでにも、治験には何度か参加したことがあります。

初めて治験に参加したのは、10年ほど前です。友だちがアレルギー性鼻炎の治験に参加していて、「私も花粉症っぽいし、参加してみたいな」と考えて、申し込んだんです。
そこで、アレルギー性鼻炎の検査をしていただいたら、気管支喘息だと分かってびっくり。自覚したこともなかったので、意外でした。それ以来、鼻炎ではなく、気管支喘息の治験をご案内いただくようになって……。最初の思惑とは違う展開になったのですが(笑)、気管支喘息への対応方法なども知りたかったので、参加することにしました。

治験の良いところは、健康管理ができることです。治験に参加している間は、気管支喘息に関する検査だけでなく、健康診断もしていただけます。そこで、血圧が上がってきたとか、血糖値が上がってきたとか、体調の変化が分かるんですね。それを毎回ドクターに相談できるので、とても安心できるんです。薬代や診療代がかからないぶん、公平で客観的なアドバイスがいただけるのではないかと思って、信頼しています。

治験って、「参加したい」と思っても、すぐに参加できるものではありません。前述の通り、私はそもそも鼻炎の治験に参加したかったのですが、症状などの条件が合わず、参加できませんでした。だから、もしも治験に関心があるなら、とりあえずボランティア登録をしてみることをおすすめします。登録した時点で薬をのむ必要はありませんし、無料で検査をしてもらえます。検査をしてみたら、私のように、知らなかった症状に気付くこともあるので、デメリットはないと思うんです。

2、3年前から、友だちに誘われて、ハンドベルを始めました。意外と難しいところもありますが、キレイな音に癒されます。今後も、治験に参加して健康管理をしながら、音楽を楽しんでいきたいです。