以下の図は、LDLコレステロール、HDLコレステロールの基準値と、低下・上昇したときにどんなことがわかるのかを表したものです。

このように数値の低下・上昇で疑われる疾患はさまざまありますが、LDLコレステロール値は、肥満や加齢に伴って上がります。特に、女性は更年期以降に上がる傾向があります。
HDLコレステロール値は、喫煙、運動不足、肥満などにより低下します。また、一般的に、男性のHDLコレステロール値は女性の値よりも高いといわれます。

 

著者プロフィール：堀　行雄（臨床検査技師）
2000年インクロムの提携医療機関に入職して以来、臨床検査室で忙しく検体検査をする日々。年間およそ5,000人分の血液を分析。