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2010年 03月 29日

糖尿病の治療薬

-第2回 スルホニル尿素薬(SU薬)とグリニド薬

スルホニル尿素薬(SU薬)とグリニド薬の働きの違い

前回に記載しましたように、SU薬とグリニド薬の作用の違いは、作用の速さと時間にあります。その違いは、インスリンがどれぐらい・どのようなパターンで分泌しているか(インスリン分泌動態)をみると、容易に理解することができます。

インスリンには、基礎分泌と追加分泌があることをご存知でしょうか。
インスリンは血糖値を下げるためのホルモンですので、食事により血糖値が上がるときだけ分泌されると思いがちですが、実は、血糖値を一定範囲内に保つように、インスリンは常に分泌され続けているのです。
このようなインスリン分泌を基礎分泌といいます。また、食事により血糖値が上昇することにより、急速に分泌されるインスリン分泌を追加分泌といいます。

SU薬は、基本的にインスリン基礎分泌を促進するといわれています。したがってSU薬は、1日の血糖値を全体的に下げるために使用され、作用は数時間にわたり持続しますので、空腹時の血糖も高くなってきている2型糖尿病の方に適応されます。
作用が強力であるため、低血糖をきたしやすいという点と、空腹時の血糖を下げることにより食欲が亢進して肥満を助長しやすいという点、また、SU薬を長期間使用しているとβ細胞の機能が低下(β細胞の疲弊)して、SU薬の効果が減弱すること(SU薬の二次無効)がある点に注意が必要です。

一方、グリニド薬は、インスリン追加分泌を促進するといわれています。さらに、作用発現が速く、作用時間が短いという特性より、正常なインスリン分泌パターンに近づけているといえます。
SU薬と比べると作用は弱いため、食後血糖の高い軽度の2型糖尿病の方に適応されます。速攻型のインスリン分泌促進薬であるため、食事の直前に服用しないと効果がないという点と、同じ作用を持つSU薬と併用はできないという点が注意点として挙げられます。

以上、SU薬とグリニド薬について説明しましたが、インスリン分泌のメカニズムやインスリンの基礎分泌と追加分泌を理解することによって、それぞれの特徴もご理解いただけたのではないでしょうか。


次回は、ビグアナイド薬(BG薬)にスポットを当て、その作用等について詳しく説明していきます。

著者プロフィール:木元 隆之(薬剤師)
1998年インクロムの提携医療機関に入職。約7年の治験コーディネーター(CRC)の経験を経て、現在、治験事務局長を務める。

 

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