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2011年 06月 20日

糖尿病の治療薬

-第16回 糖尿病治療薬の飲み合わせ-その2

糖尿病治療薬とアルコールの相互作用

ここで、糖尿病治療薬とアルコールとの相互作用を見てみましょう。
糖尿病治療薬とアルコールとの相互作用は、主に次のふたつのパターンが考えられます。

①糖尿病治療薬とアルコールの作用が重なり合い、糖尿病治療薬の効果、副作用が増強される場合
②アルコールが糖尿病治療薬の代謝(分解)を妨げ、糖尿病治療薬の効果、副作用が増強される場合

まず①についてですが、肝臓でのアルコールの処理能力を超える過度のアルコール摂取によって、本来の肝臓の役割である血糖維持のためのブドウ糖を作る働き(糖新生)が抑制されてしまいます。
これに加えて、経口糖尿病治療薬やインスリン製剤の血糖降下作用と糖新生の抑制が重なることによって低血糖となり、意識消失(低血糖昏睡)を起こすことがあります。

また、アルコールは乳酸からの糖新生を妨げて、乳酸の肝臓での代謝を減少させやすくするため、その結果肝臓に乳酸がたまる可能性があります。そのため、ビグアナイド薬(BG薬)を服用している場合のアルコール摂取は、副作用である乳酸アシドーシス(第3回参照)が現れやすくなりますので注意が必要です。

②については、グリベンクラミドやトルブタミドなどのスルホニル薬(SU薬)などでは、アルコールが代謝(分解)を妨げ、血糖降下作用が増強されて低血糖となり、意識消失(低血糖昏睡)が起こることがあります。

いずれにしても、経口糖尿病治療薬またはインスリン製剤を投与した場合などには、過度の飲酒は禁忌となっていますので、十分に注意してください。


今回は、糖尿病治療薬とアルコールとの薬物相互作用について見てみました。愛飲家の糖尿病の人にとっては、少し耳の痛い内容だったかもしれませんね。

糖尿病の治療では「禁酒」が一般的ですが、血糖コントロールが良好であるなどの条件を満たす場合は、適量であればさほど問題になることはありません。ただし、お酒を飲んでいいか、あるいはどれぐらいの量まで飲んでいいかなどを自己判断で決めるのではなく、必ず主治医に相談の上、指導を受けてください。

次回もひきつづき、糖尿病治療薬と嗜好品の相互作用について触れてみたいと思います。

 

著者プロフィール:木元 隆之(薬剤師)
1998年インクロムの提携医療機関に入職。約7年の治験コーディネーター(CRC)の経験を経て、現在、治験事務局長を務める。

 

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